『エトロフCHRONICLE』詳細情報第二弾

■トレーラー
閉ざされた大地、エトロフ

災厄以後、日本や日系企業の意向を受けてかの地を支配君臨してきた統治企業。
『エトロフ再開発機構』、通称“ドミニオン”。

そしてドミニオンに対抗するため、エトロフの解放を願い、立ち上がったものたち。
『エトロフ解放戦線』、通称“レジスタンス”。

両者の間の軋轢は時を追うごとに激しくなり、ついに衝突にまで至ったその決着は、
10年後の国際会議に委ねられることになった。

“ドミニオン”と“レジスタンス”
エトロフの盟主として相応しいのはどちらなのか、その答えを問うために。

これは、後にエトロフ独立戦争と呼ばれる10年に及ぶ戦いと、
その戦いの影に隠された数多の真実とを記した年代記である。

トーキョーN◎VA the Detonation
一心不乱プレゼンツ・ライブRPG
『エトロフCHRONICLE』


◆エトロフ孤児問題
八島大地 月乃カゲリ カグラ
   長きに渡る戦乱により、エトロフは荒廃した。停戦こそ成立したものの、建設当初の可能性に満ちた未来は影も見えず、復興には数多くの難題が山積していた。国際会議の開催まで時間を置いたのも、そのためである。
  エトロフ孤児問題は、こうした問題の一つである。戦禍に巻き込まれ、多くの子どもたちが両親を失い、天涯孤独の身となった。彼らを養うだけの余力は、エトロフにはなかった。国際会議の参加各国は、援助の一環としてエトロフ孤児の受け入れを表明した。孤児らの一部はドミニオンやレジスタンスに身を投じたが、多くは、世界各国へと散っていった。
◆国際会議に参加する都市の紹介
 エトロフの未来を決める国際会議に出席する都市は、以下の通りである。なお、中立を表明したミトラスE△ENはオブザーバー資格での参加となり、投票権は有しない。
▼“災厄の街”トーキョーN◎VA
 “災厄”後、唯一の超大国となった日本。その窓口として干上がった東京湾に作られた都市が、トーキョーN◎VAである。その特性上、反日テロの対象となり、様々な事件がこの街でおきてきた。エネルギー問題を軌道要塞「アマテラス」からの無線送電により解決した日本は、(N◎VAを除いて)鎖国状態にあるものの、日本だけが開発に成功した合成食料と日系企業の資本力を背景に、世界に君臨している。
▼“西の妖星”オーサカM○●N
 旧大阪湾につくられた学術研究都市BIOSを前身とする。この街から漏れ出た新型ウイルスによるバイオハザード“小災厄”によって、都市周辺は汚染され、猛烈な勢いで繁殖する大自然が荒れ狂う、ミュータントたちの領域となった。なお、この都市は、海抜の低下により干上がった旧瀬戸内海(セトロード)を通じて大陸と陸続きであり、違法品の密輸ルートとしてしばしば利用される。
▼“神霊都市”カムイST☆R
 国際会議の参加各国の中で、もっともエトロフに近い位置にある神秘と精霊の国「シベリア連合クリルタイ」では、術者や霊能者が高い地位を占め、数々の超常現象が普通に存在する。物質文明を厭うクリルタイが、諸外国の受け入れ先として建設した星型の都市がカムイST☆Rである。都市中央部は、未曾有の霊的災害である“奈落落ち”により、魑魅魍魎の跋扈する魔王領となっている。
▼“積層要塞都市”北米ニューフォート
 アメリカ合衆国とカナダが合併してできた国家「北米連合」の首都。ニューヨーク市に建設された多重積層都市であるが、周辺部はスラム化が進んでいる。北米連合は自由と民主主義の伝統を引き継いでいるため、国際会議で支持を得るには、ニューフォートのみならずラスベガス等の諸都市や軍/政界/経済界など、北米全土での幅広い影響力を考慮する必要があるだろう。
▼“混乱と快楽の街”ホンコンHEAVEN
 アジア最大の歓楽街。中華圏ではあるが、大陸を統治する夏王朝の支配は及んでいない。日本と中国の貿易中継地としても注目されている。チャイニズマフィアややくざなど各種犯罪組織も進出しており、猥雑で、活気にみち、渾沌とした、要するに「映画に出てきそうな」香港である。
▼“天界都市”キャンベラAXYZ
 日本に次ぐ大国となったオーストラリア。その首都機能は軌道コロニー上にあり、キャンベラAXYZはその城下町である。中央にはAXYZの象徴的存在でもある軌道エレベーター「ユグドラシル」がそびえ立ち、気候変動によって壊滅的被害を受けた自然環境に替わる観光地として、星々の世界へと来訪者を誘う。もっとも、軌道市民の人数は多くなく、地上市民との間に軋轢も存在するようである。
▼聖母領
 世界最大の宗教である真教。氷を聖なるものとする真教の総本山は、新たな北極点にある。そこは大陸横断鉄道の終着地であり、真教の最高指導者である聖母を元首とする、独立主権の国家である。世界最大の退魔機関「聖母殿」を擁している、とも噂される。一方でこの地は、世界最大の脅威である「真教浄化派」発祥の地であるという、負の側面も持ち合わせている。
▼ミトラスE△EN
 地軸の移動によって数千万年の眠りから覚めたアンタクティカ・ミトラシア=旧南極大陸。前人未到の資源を巡って各国の思惑が衝突し、2度にわたるミトラス戦争が勃発した結果、ミトラスはどこの国にも属さない土地となった。この街にはバウンティハンター協会が置かれているが、増え続ける犯罪者に頭を抱えており、賞金額の引き上げを考慮してる。訪れた際には、立ち寄ってみるといいだろう。


第三弾をお楽しみに

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