『エトロフCHRONICLE』詳細情報第一弾

■トレーラー
閉ざされた大地、エトロフ

災厄以後、日本や日系企業の意向を受けてかの地を支配君臨してきた統治企業。
『エトロフ再開発機構』、通称“ドミニオン”。

そしてドミニオンに対抗するため、エトロフの解放を願い、立ち上がったものたち。
『エトロフ解放戦線』、通称“レジスタンス”。

両者の間の軋轢は時を追うごとに激しくなり、ついに衝突にまで至ったその決着は、
10年後の国際会議に委ねられることになった。

“ドミニオン”と“レジスタンス”
エトロフの盟主として相応しいのはどちらなのか、その答えを問うために。

これは、後にエトロフ独立戦争と呼ばれる10年に及ぶ戦いと、
その戦いの影に隠された数多の真実とを記した年代記である。

トーキョーN◎VA the Detonation
一心不乱プレゼンツ・ライブRPG
『エトロフCHRONICLE』


「エトロフ」についての解説
▼はじめに
 「エトロフ」は“トーキョーN◎VA The Detonation”のオリジナルシナリオ『テロリストは眠らない』及び、その背景世界をモチーフにしたライブRPG『エトロフCHRONICLE』に登場する架空の地名です。「エトロフ」という単語を使うことによって、特定の思想などを擁護もしくは非難する意図は一切ないのでご注意ください。
▼地理
 後に“災厄”と呼ばれた大災害により地球の地軸は90度傾き、地図は大幅に塗り替えられた。そして続く“冬”の到来。氷河期の訪れは人類の居住地をさらに狭める結果となった。日本を含む赤道直下の土地とその周辺に人類は居住を余儀なくされたのだ。
 旧北海道の北東にあった千島列島とカムチャッカ半島は海抜の低下によりつながり、地峡となっていた。エトロフは旧北海道側の地峡の入り口、赤道直下に建設された都市である。
▼歴史
 ロシア系住民によって建設されたエトロフは、赤道直下に移動したことで温暖な気候と豊潤な水産資源。なにより無尽蔵とも言うべき地下資源を手に入れていた。鎖国に入った日本や旧樺太側に建設されたクリルタイ連合の都市ST☆R、ましてや氷に閉ざされた本国ロシアとも違う活況がそこにはあった。
 しかし、エトロフの繁栄は長くは続かなかった。エトロフに資本投下していた日系企業の保護を名目に日本は治安部隊を派遣した。進駐が侵攻、侵略と変わるのにたいした時間はかからなかった。
 希少金属(レアメタル)と水産資源。さらに地理的要因からくる軍事的価値。そのどれもが誘蛾灯のように日本政府の関心をひいてしまったのだ。
▼エトロフ再開発機構
ドミニオン
 日本政府は傀儡機関としてエトロフ再開発機構、通称“ドミニオン”を設置。日系企業による富の独占を強化していった。本国から派遣された最新鋭の兵器による武力と、鉄の意志を持つ査察官達の力を背景に、強引とも呼べる手段でエトロフの本土への併合を画策していた。
 だが、一部の士官達には本国の苛烈な指示に難色を示した者たちもいた。彼らは諸外国の反発を考慮し、より柔軟な統治政策への移行を模索したが、その方針は道半ばで潰えることとなった。
▼エトロフ解放戦線
レジスタンス
 日系企業による不当な弾圧や劣悪な就労条件により、奴隷にも等しい扱いを受けていたエトロフの住民は“ドミニオン”に反抗。エトロフ解放戦線“レジスタンス”を組織するに至った。
 “レジスタンス”にはエトロフの住民のほかにも諸外国の勢力が加わった。ロシアからは(戦後の利権を求めてだが)援助物資や人員が送られた。またクリルタイからは大地の精霊の嘆きを聞いたバサラが参入した。北米も反日系企業が最新鋭のウォーカーを実験的に提供。軌道勢力による援助があったとも噂された。
▼国際会議
 各々の勢力の思惑が入り乱れたエトロフは“ドミニオン”と“レジスタンス”に別れ、絶え間ない銃火に覆われた戦乱の地となった。
 激化するエトロフでの戦乱に危機感を強めた“ドミニオン”と“レジスタンス”の両陣営は両首脳による会談を行い、停戦とある追加条件を発表した。
 その条件とは、10年後に行われる国際会議においてエトロフの支配権をかけた投票を行うということだ。トーキョーN◎VA、オーサカM○●N、カムイST☆R、キャンベラAXYZ、香港HEAVEN、北米ニューフォート、聖母領の各都市の代表は10年後の会議においてエトロフの統治者を選定することとなった。
 エトロフの戦火は終息した。だが、火はより深い闇に潜り世界各地に散らばっていったのだ。


第二弾は都市紹介を予定しています

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