聖バレンタインデーの虐殺、を知っているか。
　災厄前の伝説的ギャングスター、アル・カポネの有名な悪徳でな。
　愛に溢れる聖バレンタインデーに対抗組織を襲撃したって事件だ。
　その被害者は7人。7人で虐殺とは、平和な時代じゃないか。
　無論我らには7人の血では足りぬ。
　偉大なる先人に敬意を表して、我らもこの街に聖バレンタインデーの贈り物をしようではないか。
“災厄の街” などと言いながら、その実腑抜けたこの街に。
　7の7倍の7倍の血を贈ろう。我らの愛をこめて。
　この街に住まうすべての者達へ。我らの愛をこめて。

トーキョーN◎VA the Detonation
“Sweet Chocolate, Red Valentine ／バレンタインに血のチョコレート”

　我らカーライルから愛をこめて、鉛の銃弾を贈ろう。
　甘い甘いチョコレートを。

　本シナリオは特殊なハンドアウトを使用したテクニカルなシナリオである。
　カーライルの目的阻止、という全キャスト共通の“ペルソナ・ハンドアウト” に加えて、各組織の独自の思惑を表現する“キー・ハンドアウト” を併用するダブルハンドアウト制を採用している。
　キー・ハンドアウトの取得はアクト中に行う。誰がどのハンドアウトを取得するかは予め決定されているわけではなく、アクト中にPLが選択することとなる。
　また、PSはキー・ハンドアウトに記載されている。

●共通ペルソナ・ハンドアウト
コネ：キャストのワークスに対応したゲスト　スート：任意
「カーライルが本格的なN◎VA侵攻を計画しているらしい」
　そんな噂が囁かれ始めたのはクリスマスも終わる頃のことだった。
　大方の予想に反して、年が明けても噂は消えることはなく、むしろ広がっていった。
　おかげでSSSの契約者数は跳ね上がり、ナイトワーデンは大忙し、N◎VAスポの売り上げは倍増。
　噂のどこまでが本当なのかはわからないが、何かが起きようとしていることは確かなようだ。
　この街を余所者の好きにさせるわけにはいかない。
　誰がこの街の主なのか、しっかり教えてやる必要がありそうだ。

　キャストはそれぞれN◎VAを代表する組織に所属している必要がある。
　すべてのキャストはワークスをひとつ選んで取得すること。

　ペルソナ・ハンドアウトはすべてのキャストに共通しているが、各キャストは取得したワークスに対応したゲストをひとり選んでシナリオコネとすること。スートはPL側が決定して構わない。

●推奨ワークス
　稲垣機関・イワサキ・河渡連合・三合会・千早（地上）・ブラックハウンド

●神業
　本シナリオではキャストが神業などで死亡するのを防ぐために、最低3個以上の防御系神業が必要である。
　この数はシナリオの展開によって増えることがある。
　その他、情報系／隠蔽系神業の使用機会も存在する。

●キャスト間コネ
　取得方法については別途指定する。

●達成値
　ゲストはAで30前後を出す事を想定しているので、参考にすること。
　キャスト側の達成値操作系特技などで対決時に大きな差が出そうな場合、ゲストデータを調整する。

●消費経験点
　特に制限は設けない。
　手持ちがないPLには100点のボーナス経験点を与える。
　ボーナス経験点は、キャスト作成時に使い切る必要な無い。

●使用サプリメント、データ
　現状で入手可能な公式のサプリメント全て（GF誌含む）のデータを使用して構わない。
　PLはデータ参照物等を極力把握または持参すること。当日RLに確認しても答えられない場合がある。

●キャストの持つ《腹心》の取り扱い
　本アクトでは以下のように取り扱うものとする。

　・防御系神業1つ分として使用し、《腹心》はゲストとしてのデータを持たない。

　　世界中の富が集約する街、トーキョーＮ◎ＶＡ。
　そこでは超巨大企業(メガ・コーポ)同士の非合法工作が、日夜を問わず繰り広げられている。
　時に様々な利害の絡んだそれは、不運にも巻き込まれた一般市民の平穏を奪い去ってゆく。

　騙されたのは一人の男。
　担ぎ出されたのは二人の少女。
　男を縛る不可視の枷は愛深きゆえに呪いとなり、拡散して更なる悲劇を呼び寄せる。

　――本当の私に、気付いて下さい。


　トーキョーＮ◎ＶＡ the Detonation
　『Realize Me』

　かくて運命の扉は開かれる。

●推奨スタイル
　クグツ：千早重工後方処理課3班
　カゲ：腕利きの暗殺者
　ニューロ：AIプログラマー
　トーキー：芸能レポーター

●必要な防御系神業
　ゲストの即死系神業だけでキャストが死亡することを防ぐため、キャスト全員で最低2個以上の防御系神業が必要である。
　また、情報開示神業が1個必要となる。デフォルトでは《電脳神》が想定されている。

●リサーチに有用な技能
　〈社会：企業、メディア、ウェブ〉〈電脳〉

　各キャストには以下の設定がつくことになる。

『クグツ』：しばしばバディを組んで任務に当たる大原智志という同僚がいる。
『カゲ』：実入りの良い仕事を探している。
『ニューロ』：しばらく前にイワサキからAI製作の依頼を受け、納品した。
『トーキー』：人気アイドルであるアマネ・レミントンのスキャンダルを暴露した。

●推奨スタイル：クグツ
　コネ：“ワンダリングシャドウ”大原智志（推奨スート：理性）：“アマネ姫”アマネ・レミントン（推奨スート：感情）
　キミと大原智志はお互い信頼しあう相棒(バディ)である。とある縁で知り合ったアイドルのアマネ・レミントンは、キミたちの何が気に入ったのか、ライブ会場での警護にキミたちコンビを指名することが常だった。スキャンダルで謹慎中だったアマネも本日が晴れの復帰ライブ。だというのに残念ながら大原は休職中だ。まあ一人でも問題ない、そんなキミの自信はアマネの失踪という結果に打ち砕かれた。汚名返上を期すキミの耳に大原が行方不明という報せが入ってくる。奇妙なタイミングの一致に、キミは嫌な予感を覚えた。
【ＰＳ：アマネ・レミントンを探しだす】

●推奨スタイル：カゲ
　コネ：“ミスターX”（推奨スート：外界）：“ゴッドマザー”ドーリス（推奨スート：外界）
　「報酬は破格だ。勧めはしないが」そんなドーリスの言葉を気に掛けず、キミは依頼人を紹介してもらった。“ミスターX”と名乗るその人物が提示した額は前金で1ゴールド。依頼達成後にはさらにその5倍を支払うという。内容は暗殺、ターゲットは失踪した人気アイドルのアマネ・レミントン。小娘を殺して3プラチナムは確かにおいしい話だ。だが、美味い話には裏がある。だから仕事は細心の注意を払って運ぶことにしよう。それがプロってもんだろう？
【ＰＳ：報酬を手に入れる】

●推奨スタイル：ニューロ
　コネ：ＭＩ−ＨＯ（ミホ）（推奨スート：理性、生命）
　先ごろイワサキに納品したAIは我ながら会心の出来だった。やたらと仕様に注文が多く自由に作らせてもらえた部分は少なかったが、それはそれで工夫のしがいがあった。報酬も十分で、まさにWin-Winだ。だが後日、ほとんど他人には漏らしていないキミの作業用サーバーのアドレスに、一通のメールが届いた。『?E?おa?Eがい、パパをた??Eけて?E?E』データパターンを調べると、それはＭＩ−ＨＯからのものだとわかった。過圧縮の痕跡も気になる。一体何があったのだろうか。
【ＰＳ：ＭＩ−ＨＯの状況を知る】

●推奨スタイル：トーキー
　コネ：“アマネ姫”アマネ・レミントン（推奨スート：外界）：九条政次（推奨スート：外界）
　キミが暴露したアマネ・レミントンのスキャンダル。そのソースが実は、アマネ本人からのリークだったことを知る者はキミしかいない。真意を尋ねようにも、アイドル活動の謹慎によりその機会は得られなかった。キミの名はその一件で大いに評価を上げたが、後味が悪いのも事実だ。復帰ライブで何としてもインタビューをと目論んでいたキミは、アマネがライブの最中に失踪するというショッキングな事件に出くわした。これも世間を騒がすための狂言ではあるまいか。そんな疑惑を胸に、キミは事件を調べることにした。
【ＰＳ：アマネ・レミントン失踪の裏を探る】

●『クグツ』
　物語の中心となる枠です。大原とアマネ双方を探すことがモチベーションになるでしょう。大原との関係性は同期や先輩、後輩でも構いませんし、仕事を超えた友情で結ばれていても構いません。

●『カゲ』
　恐らく序盤では他のPCと対立することになるであろう殺し屋枠です。コンフリクトが解消できるようにシナリオを組んではいますが、依頼に対して融通が利かなすぎるとクライマックスまで対立したままの可能性もあるため注意して下さい。

●『ニューロ』
　裏サイドの中心です。自分が作ったAIのＭＩ−ＨＯ絡みで自発的にリサーチに向かうことになるため、彼女を気に掛けるような性格が望ましいでしょう。

●『トーキー』
　アマネの裏事情などを調査する枠です。本当は自分の手柄ではないスクープで、同業者から感嘆を受けている。そんな状況に居心地の悪さを感じたり、逆に開き直って新たなネタの匂いに胸を躍らせるようなキャストだとやりやすいと思います。

●“ワンダリングシャドウ”大原智志　クグツ◎／39♂
　千早重工後方処理課3班所属。『クグツ』と組んで様々な任務をこなしてきた相棒。二人のコンビは課内でも有名である。隠密行動を得意とし、“ワンダリングシャドウ”のハンドルで呼ばれる。一ヶ月ほど前から休職中。

●“アマネ姫”アマネ・レミントン　マネキン◎／14♀
　Ｎ◎ＶＡで活動する人気アイドル。北米系と日系のハーフであり、父親が千早のエグゼクという出自も相まってデビューしてすぐに頭角を現した。プロダクションには所属しておらず、父親がマネジメントを務める。お嬢様系清純派を売りにしていたが、ドラッグを使用している場面をトーキーに暴露され、しばらく謹慎していた。

●ＭＩ−ＨＯ　エキストラ／0♀
　イワサキから依頼され、『ニューロ』が製作したドロイド用女性型AI。自我は持たない。作られて間もないが、先方の要求に従いローティーン程度の思考ロジックを備えている。ミホと名付けられたのも仕様書の要求。

　使用ルール：全部
　経験点上限：制限なし
　達成値上限：制限なし、敵ゲストの達成値は35前後
　敵ゲストの強さ：Hard

　コロッサス・ワールド・トーナメント！
　本場ミトラスを飛び出し、世界中を熱狂させるウォーカーバトルの最高峰。
　参戦するウォーカーは、メガ・コーポが威信をかけて造り上げた最新鋭機揃い。
　そんなコロッサスに、あろうことかスクラップの寄せ集めのマシンで挑戦する者たちが現れた。

　焼けたエンジン、軋む歯車、錆びた装甲、漏れ出すオイル。
　大地を蹴れば脚が折れ、振るった拳は腕ごともげる。
　誰が呼んだかポンコツオー！

　史上最弱のウォーカーによる、コロッサス優勝成るか。
　ネヴァーランドの子供たちの思いとともに、今、クズ鉄の巨人が目覚める。

　トーキョーＮ◎ＶＡ The Detonation
　『　ポンコツオー戦記　』

　たとえその身は脆くとも、守ってみせよう、みんなの運命。

●キャスト間コネクション
　『アラシ』→『タタラ』→『ニューロ』→『トーキー』→『アラシ』の順に取得する。

●作成レギュレーション
　初期作成＋経験点５０点をでキャストを作成すること。持ち込みの場合は、この条件に合わせてリビルドすることを推奨する。
　達成値上限などは設けない。《腹心》やトループなどの使用は応相談とする。

●必要な神業
　本アクトでは、《突破》《タイムリー》《暴露》などを使用することで、状況を劇的に改善できるシチュエーションが存在する。
　防御系神業数に関しては、０〜２程度となる。アクトの展開によって変化する。

●推奨スタイル
『アラシ』：コロッサス選手のウォーカー乗り。
『タタラ』：メカニック。
『カブキ』：ネヴァーランドのニューロキッズ。
『トーキー』：ジャーナリスト。

●ハンドアウト

［推奨スタイル：『アラシ』］
コネ：”破壊王”セルゲイ・ドリスコフ　推奨スート：スペード
推奨ワークス：特になし
　キミはコロッサスに出場するウォーカー乗りだった。
　先のバトルで、トライアンフ・ワークスチームのセルゲイ・ドリスコフに敗北するまでは。
　キミは雪辱を誓ったものの、チームをクビになり、マシンもなく、次のＮ◎ＶＡでのバトルに出場することさえできない。
　そんなキミを、ネヴァーランドの孤児たちのチームが雇いたいという。
　報酬は雀の涙、用意されたマシンはスクラップ同然――冗談みたいな話だが、この際ドリスコフと戦えるなら我慢しよう。
ＰＳ：コロッサスでドリスコフを打倒する。

［推奨スタイル：『タタラ』］
コネ：ポンコツオー　推奨スート：ハート
推奨ワークス：特になし
　キミはネヴァーランドのリーダー・ルナの依頼で、コロッサスに出場するネヴァーランド製ウォーカー”ポンコツオー”のメカニックを請け負った。
　パーツはスクラップの寄せ集め、作業用ウォーカー以下のスペック、歩いただけで壊れるような有り様だ。とてもバトルどころの話じゃあない。
　だが、機体に秘められた謎のブラックボックスが、キミの興味を引いた。
　このシステムを活用できれば、前代未聞の大番狂わせも在り得るかもしれない。
ＰＳ：ポンコツオーをコロッサスで優勝させる。
※〈製作：ヴィークル〉の取得を強く推奨する。

［推奨スタイル：『カブキ』］
コネ：ルナ　推奨スート：クラブ
推奨ワークス：ネヴァーランド
　キミの拠り所であるネヴァーランドは、存続の危機に瀕していた。
　早急にネヴァーランドのある土地を買い上げないと、夢島ごと更地にされてしまうらしい。
　子供たちのリーダー・ルナは、金策のためにコロッサス・ワールド・トーナメント・Ｎ◎ＶＡラウンドへの出場を決めた。
　その優勝賞金をもってすれば、王国は存続できるという。
　分の悪い賭けだが、他に方法がない。キミはルナの計画に協力することにした。
ＰＳ：ネヴァーランドを存続させる。

［推奨スタイル：『トーキー』］
コネ：白瀬潔（しらせ・きよし）　推奨スート：ダイヤ
推奨ワークス：特になし
　キミは、Ｎ◎ＶＡ行政府次官・白瀬潔の推進する夢島再開発計画を取材している。
　ストリートの浄化を掲げる白瀬のターゲットは、夢島のネヴァーランドだ。
　ここを不法占拠するストリートチルドレンを駆除し、治安の良い清浄な区画を作るのだという。
　この計画は、ネヴァーランドにようやく居場所を見出した孤児たちを、ふたたび路頭に迷わせることになる。
　キミの社会正義は、それを是としない。キミは計画阻止のための行動を開始した。
ＰＳ：夢島再開発計画を阻止する。

●特記事項
◆ポンコツオーについて
　本アクトでは、『アラシ』はポンコツオーＺ（OTE101）を使用する。アクト開始後に支給されるため、前もって常備化する必要はない。
　アクト中、特殊ルールを用いてポンコツオーＺを強化することができる。ポンコツオーＺに装備する搭載兵器やヴィークル・オプションの入手、〈改造〉〈入魂〉など装備を強化する特技の使用は、この特殊ルールに則って行われる。
　
◆ウォーカーバトルについて
　コロッサスについては、OTE122を参照のこと。
　コロッサスでのウォーカーバトルでは、登録されたウォーカー（キャストの場合はポンコツオーＺとなる）に搭乗していないキャラクターは行動に若干の制限を受ける。
　例を挙げると、登録されたウォーカー（およびその搭乗者）を対象とする行動を取った場合、対象はその効果を受けるか受けないかを選択できる、といったものだ。有利になる効果は受けるが、不利になる効果は受けない、というわけだ。
　カット進行においてウォーカーバトルに直接関わらないキャストには、戦闘とは別種の見せ場が用意される。
　これらは「ウォーカーバトルというロマン」を維持するためのものであると理解されたし。

アームストロング宇宙公団。
社長の理想のもと、月への有人宇宙飛行を計画している会社である。
目的は月からの土壌のサンプルリターン。それは宇宙開発に多大な恩恵をもたらすもの。
しかし、事故により社長は死に、計画は混乱状態になり、月への道が遠く霞む。
問題は山積み、周囲を取り巻く有形無形の悪意、誰もが投げ出しそうな絶望的な状況のもと……。
トーキョーN◎VA The Detonation「それでも、バカたちは月を目指す」
運命に反逆するロケットは天を指す。

キャストには以下の設定がつく。
カゼ：宇宙飛行士
カブト：特になし
タタラ：アームストロング公団の技術者
トーキー：特になし

カゼ
コネ：アイリーン秋月　スート：クラブ
キミはアームストロング公団に所属する宇宙飛行士たちのキャプテンである。
月へは4人1チームで向かうが、その中でも、アイリーンは知覚力・判断力などに長けておりメンタルも強い。
今回の事故で他の社員が会社をやめる中、一人トレーニングをこなしている。彼女にとって月は夢のゴールなのだと言う。ならば、何としても彼女と一緒に月の大地に立ってやろうじゃないか。
PS：月に立つ

カブト
コネ：ユージン・アームストロング スート；スペード
キミはアームストロング公団に雇われたカブトである。
しかし、事故によって社長であるアームストロングはキミの目の前で死んだ。
いや、あれは事故ではない事件だ。なぜなら、あの時、キミは現場から立ち去る人影を見たのだから。
失態を取り返すためにも、このプロジェクトを守り切る。キミは彼の墓前にそう誓った。
PS：月着陸プロジェクトを守り切る

タタラ
コネ：“代理人”白銀 スート：クローバー
キミはアームストロング公団の技術者であり、社長が死んでからはプロジェクトリーダーとなった。
プロジェクトを成功させるためには、技術的、政治的、財政的問題が山積みだ。
そんな折、“代理人”と名乗る男がキミのもとに訪れ、キミにプロジェクト中止の提案をしてくる。
彼の提案は至極まっとうであるにも関わらず、キミは言った。「だが、断る！！」
PS：月着陸プロジェクトを成功させる。

トーキー
コネ：九条政次 スート：ダイヤ
キミはN◎VAスポと契約をしている記者だ。
デスクである九条はアームストロング公団の取材を依頼してくる。
なんでも最近大事故を起こし、プロジェクトがとん挫しかけているにも関わらず、いまだに挑み続けるバカ者たちがいるそうだ。九条はそんなバカ者が大好きだそうだ。さて、キミはどうだ？
PS：アームストロング公団の記事を完成させる。

必要防御系神業　2（カブトを含まない）
カゼ、カブト、タタラは神業の使用想定あり。
達成値上限　単独で25
必要な社会　N◎VA、テクノロジー、企業
その他にあると得する技能：運動、芸術：アレンジ、交渉、自我、心理、製作：ヴィークル、製作：トロン、操縦、知覚、電脳、売買、コネ：カゼのスタイルのあるゲスト、コネ：N◎VAに影響を与えるゲスト、社会：N◎VA、社会：企業、社会：軌道、社会：テクノロジー

　最強とは何か。
　有史以来、その答えを導くため
　さまざまな格闘大会が開かれてきた。
　
　最強とは誰なのか。
　今まで誰もが答えられなかったその問いに、
　今夜、その答えが導かれる！

　レディースアンドジェントルマン！
　「R−1」にようこそ！

　TokyoN◎VA　the Detonation
　「　Real　―武神狂宴―　」
　―――さあ、熱狂夜のはじまりだ。

■PC1　：　選手枠　（チャクラ）
　俺より強い奴に会いに行く。
　そういって修行の旅に出てもう長い。
　今では満足に戦える奴もいない。
　そんな君の視界の隅を掠めた広告にある、ひとつの記事。
　そこにあったのは、過去に未熟だった自分が負けた男の姿。
　「R-1最強の男。
　　彼に勝利できる男は存在するのか？」
　・・・過去に戦ったあの男を、今なら超えられる。
　そう、あの「最強」を。

　PS：大会で優勝する。
　アクトコネ　：　選手一覧より選択


■PC2　：　セコンド枠　（借金枠ともいう。ミストレス、タタラ、ニューロなど）
　1000プラチナム。
　その医者はその子の手術のために
　法外な金銭を要求してきた。
　そんな金を用意できるわけもない。
　理不尽に打たれ打ちひしがれる君の目に
　「R-1」の広告が写った。
　彼ならば、もしかしたら彼の力を借りれば、
　それを用意できるかもしれない。

　PS：PC１を優勝させる
　アクトコネ　：　ディブ　（病気の子）


■PC3　：　マネージャー枠　（クグツ、エグゼクなど）
　この大会ついて調べれば黒い噂は数多にある。
　それでもなおこの大会が続く理由、
　それは確たる証拠がないからだ。
　　それを見つけることができれば、
　・・・利益を「横取り」できるかもしれない。
　やはり、「R-1」は大きなビジネスチャンスなのだ。
　君は行動を開始した。まずは協力者が必要だ。
　外から大会に関わっていける出場選手が良いだろう。
　そう、「PC１」のような。

　PS：所属する組織の利益を得る。
　アクトコネ：PC１


■PC4　：　報道者枠　（トーキー）
　「R-1」。それを調べれば黒い噂は数多にある。
　それでもなおこの大会が続く理由、それは確たる証拠がないからだ。
　協力者であるケルビム捜査官チェンとともに、
　貴方は、「何か」を見つけようと躍起になっていた。
　が、闇はあまりにも深すぎた。
　ある日突然、チェンと連絡が取れなくなった。
　・・・次いなくなるのがだれなのかは、極めて簡単に予想がついた。

　PS　：　大会の闇を暴露する。
　アクトコネ：チェン(ケルビム捜査官)

最大達成値　：　14＋札（14＋11=25）まで。14を超えた場合は足きり14。
　　　　　　　　　　ただし、ブランチ、プロットを消費する特技による他者からの援護、
　　　　　　　　　　1アクト1回制限（同名装備は1度まで）のアウトフィットによって突破が可能。
経験点上限　：　なし。但しくキャストを新造する場合は下駄として経験点を100点まで使用可。
神業　：　キャストが神業によって死亡することを防ぐために最低1枚以上の防御系が必要だが、
　　　　　万能系が多くあるのが望ましい。
使用する一般技能や社会技能　：　NOVA
その他　：　特殊ルールのため、社会戦を行えるキャストが2名程度いるのが望ましい。
　　　　　　　射撃武器、「生身」以外の白兵武器は使用できない。

　シナリオ進行は概ね下記のようになり、カット進行が多く発生する。
　　OP→合流→(試合orイベント＋幕間)×n→クライマックス→ED

　PC1　：　R-1という大会に出場する選手。
　PC2　：　PC1と親しい間柄であることが望ましい。
　PC3　：　企業に所属するクグツ、エグゼクを想定。
　PC4　：　N◎VAスポなどのトーキーを想定。

　・物理攻撃/精神攻撃を行うメジャーアクション、それに対応するリアクションは
　　PC1(チャクラ)のみが行える。
　・その他のキャストは通常のサポートに加え、「社会戦」「特殊社会戦」を行える。
　・「特殊社会戦」は、応援、報道、扇動などにより場を盛り立てる行為であり
　　興業によって得られる報酬点に関わる。
　・カット進行中は、報酬点は通常の1/100換算で使用することができる。

　大和虎龍　：　高みを目指す求道者。前回R-1優勝者。
　コイル・クランク　：　無骨な全身義体で戦うミトラス帰りの元軍人。
　シュリケン　：　派手な衣装に身を包んだNINJA。「御座る」系男子。
　佐伯一郎　：　アウトボクサー。ウェット級チャンピオン。
　リチャード・ジョブズ　：　防御を省みない一撃屋。ストリートの用心棒
　ノーフェイス　：　仮面をつけた経歴不明の女性格闘家。
　ギゲルフ・マクシーム　：　電位式合気術を使う59歳。SSS武術特別顧問。

N◎VAには悪党が溢れてる。

綺麗事だけで生きるには、
この街は厳しすぎるから。

望んで悪党になったやつ。
悪党にしかなれなかったやつ。
悪党であることに誇りを持つやつだっていれば、
下衆にすら劣る悪党もいる。

そう、悪党にだって矜持はある。仁義がある。
『悪党だから』と殺されて、黙っていられるはずがない。

トーキョーN◎VA The Detonation
『悪党×悪党　-double act-』

閉じかけた運命の扉をこじ開けろ。

�@レッガー＝河渡連合所属。
�Aマネキン＝娼婦（に身をやつしている）など。
�Bカタナなど殺し系＝フリーランスの殺し屋。
�Cイヌ＝ブラックハウンド機動捜査課。

▼必要神業
このアクトでは、キャストが敵の即殺系神業で完全死亡するのを防ぐために、キャスト全体で二発の防御系神業が必要である。
《不可触》《制裁》には仕様想定箇所が存在する。

▼主要情報収集技能
このアクトにおいて、よく使用する情報技能は<社会：ストリート><社会：N◎VA><社会：警察>である。

各キャストには以下の設定がつくことになる｡RLはプレアクト開始時にこのハンドアウトを提示し､PLとよく相談すること｡

PC1＝レッガー：河渡連合所属
シナリオコネ：“丁稚”凪原リク（なぎはら　りく）
推奨スート：ハート

凪原リクは、キミの相棒で、親友だった。よく笑う明るい男で、同輩たちに“デッチ”と揶揄されるほど勤勉なことを除けば、どこにでもいるチンピラの一人にすぎなかった。
そう、殺されるほどのことはなかったはずなのに。リクは撃たれて死んだ。キミをかばって死んだ。それも、イヌに撃たれて、死んだ。
たかがチンピラが一人死んだところで、“上”もイヌも動きはしない。だから、弔いはこの手で果たさねばならない。

P.S.　親友の仇を取る。


PC2＝マネキン：娼婦（に身をやつしている）など
シナリオコネ：“在悪官”四方伐　伊折（よもきり　いおり）
推奨スート：ダイヤ

かつて、キミの隣には愛を囁きあった男がいた。
どこにでもいるチンピラで、いいやつではなかったが、悪いやつでもなかった。「もし俺が出世したら」なんて寝物語を聞かされるのも、嫌いじゃなかった。
いま、キミの隣には憎むべき男がいる。
恋人の仇討ちを誓ったキミは、自慢の美貌を活かして情報収集し、仇を絞り込んだ。おそらくこの男が恋人の、リクの仇だ。

P.S.　恋人の仇を取る。


PC3＝カタナなど殺し系：フリーランスの殺し屋
シナリオコネ：下手人
推奨スート：クラブ

キミには殺しの師匠がいた。時に厳しく、時に優しく、技巧をキミに伝授してくれた。
そんな師も、寄る年波には勝てないと、修羅としての過去と決別し、あとは余生を楽隠居と楽しんでいた。はずだったのに。
　「悪党に平穏無し」そんな紙切れが添えられ、師は物言わぬ骸と化していた。
悪党に平穏無し。なるほど、ならばそれを言う貴様にも、平穏は無いと知るがいい。

P.S.　師匠の仇を取る。


PC4＝イヌ：ブラックハウンド機動捜査課
シナリオコネ：御堂茜
推奨スート：スペード

「汚職の容疑により、懲戒免職に処す」
ブラックハウンド隊長、御堂茜から言い渡された御言葉は、まさに青天の霹靂だった。
己の身に覚えなどない。ならば、証拠も理由もなく、御堂隊長がこのような暴挙に出るはずがない。
これからの身の振り方をどうするか。
キミは「退職金」と書かれた封筒を手に、ブラックハウンドから外へと歩き出した。
P.S.　御堂茜の真意を探る。

・達成値のレギュレーション
最大達成値はAを出した際に25となるように調整すること。
他者からの援護により、達成値が26を越えることは構わない。
ただし、ブランチ：リーダーや義体オプション：レッドハットといったシーン中持続する達成値上昇効果に関しては、達成値の底上げ（例えばレッドハットであれば、9の札を切っても達成値25が出せる）にしかならないとする。
また、自身の『常備化している』使用回数制限のあるアウトフィット（ライフパス：アデプト、スプートニク等）やブランチ（カヴァーマン、レシピエント等）を使用することによって達成値が26を越えても構わない。

・経験点
特に制限などはありません。
敵ゲストの強さの目安は、キャストが全員初期作成で挑む場合だと辛いといった程度です。
なお、提出されたデータの中にRLが「敵ゲストよりあきらかに強い」と感じたキャストがいた場合、敵ゲストのデータはアッパー調整されますのでご注意ください。

・その他のレギュレーション
個別詳細に関しては別記します。

・参考文献
大藪春彦、馳星周、シドニィ・シェルダン、ダシール・ハメット、ミッキー・スピレーン、ジョン・ガードナー、ロバート・B・パーカーなど。
その他ノワール・ピカレスク・ハードボイルド作品多数。

・PC1に関して
いわゆるフィクションの中の“ヤクザ”、義侠心に篤いキャストや、偽悪的なキャストを想定しています。

・“丁稚”凪原リクに関して
ペルソナはレッガー。PC1の親友にして、PC2の恋人。
ヤクザ映画で親分や主人公を庇って撃たれる系のいいヤツ。PC1のOPで死にます。
義理人情に篤く、黒岩三郎とはよく気があった。
チャンピオン読んでる人には囚人リクが思い起こされるかも知れませんが、イメージはリクじゃなくて天野（リーゼントの男）ですね。

・PC2に関して
女性推奨。RLと濃厚なガチホモロールの応酬をおこなう覚悟があるなら、男性でも構いません。
所属に関しては、基本的にはドールハウスの娼婦となりますが、抵抗があるようならば、ドリームなクラブのアゲ嬢程度でも構いません。

・“在悪官”四方伐　伊折について
ペルソナはイヌ。金払いのいい上客だが、研ぎ澄まされた刃のような雰囲気を持つことから、マネキンたちからは忌避されている。
イメージは、囚人リクでいうと鬼道院。

・PC3に関して
師匠の仇討ちに復讐心を燃やす殺し屋枠。
スタイルはカタナ、カブトワリ、カゲ、チャクラ、ニューロなど、荒事師であるキャストならなんでも構いません。
現在は殺し屋を引退して殺し系のスタイルを持ってないというキャストでも構いませんが、多分、即殺神業を自力でブチ込めるキャストのほうが楽しいんじゃないかと思います。
師匠のニンジャ＝ソウルが俺に宿ってカゲに目覚めた平凡なクグツとかそういうの自重な！絶対だぞ！

・師匠について
OPで既に死んでおり、PC3のシナリオに対するモチベーションを上げるために存在するゲストのため、設定は特にありません。
キャストのスタイルや経歴に応じて、PC3のPLが自由に設定して構いません。

・下手人について
OP段階では謎の人物です。
リサーチを進めることで正体が明らかになります。

・PC4に関して
OPで御堂茜に《制裁》され、社会戦ダメージチャート18番：権力剥奪を受けますが、シナリオが進めば解消されるのでご安心ください。
PC1,2,3とは違い、復讐がシナリオのモチベーションではありませんので、PCたちの敵ゲストに対する殺人を絶対に容認できないような正義感の強すぎるキャストはあまり向いていないかと思われます。
その辺の対立も含めて上手く動きをコントロールできるのであれば、正義感の強いキャストで入るのはとても楽しいアクトになると思います。

　アンダーグラウンドの歌姫、“ホワイト・ドール”。
　体制を批判し、数々の規制を受けながら、
　その魂を揺さぶる歌声で人気のニューロック・シンガー。
　彼女が行なった突然の引退発表、そして取消。
　インディーズレーベルの広告戦略と見られたその行動の裏には、
　一人の少女の小さな、しかし命と意地をかけた闘いがあった。
　少女は死んで、なお踊る。
　神の名を騙り、希望を喰らう悪魔とのダンスを。
　少女は死んで、なお歌う。
　摩天楼を嘲り、心を砕く悪魔の歌を。
　
　トーキョーN◎VA the Detonation
　『ヴェロニカは死ぬことにした』

　運命の扉の向こうには、輝く世界があるはずだった。

１.カタナ　：殺し屋
２.フェイト：探偵
３.ニューロ：フリーランスのハッカー
４.レッガー：N◎VA三合会の構成員
５.トーキー：N◎VAスポの記者

　本シナリオではキャストが神業だけで死亡するのを防ぐため、《難攻不落》や《黄泉還り》などの防御系神業が２個以上必要である。

●推奨スタイル：カタナ
　シナリオコネ：“ニック”　　推奨スート：感情（クラブ）
　キャスト間コネクション：『フェイト』

　ある日、キミはゴミ捨て場で撃ち捨てられたニッキー・スネイクのドロイドを見つけた。なぜかキミの接近と共に起動した“ニック”と名乗るソレは、キミのせいで記憶データに深刻なエラーが起きたという。そのため自分が何者なのかも覚えていない、とソレは嘆きつつ、キミにこう告げた。
「こうなっては仕方ない。キミ、責任を取ると思って、私の仇を取ってくれないかね？」
【ＰＳ：“ニック”の頼みを聞く】

●推奨スタイル：フェイト
　シナリオコネ：月下婦人　　推奨スート：理性（スペード）
　キャスト間コネクション：『ニューロ』

　キミの今回の雇い主であり、中華街の顔役でもある月下婦人の依頼。それは、彼女の友人である女性、ヴェロニカが変わってしまった原因を調べて欲しい、というものだった。問題は、調べれば調べるほど、彼女の友人に変わったところなどないように思えるということだ。しかし、依頼を受けたことを後悔しはじめたころ、事件は動き始めた。何者かが、キミを襲撃をしてきたのだ。
【ＰＳ：ヴェロニカの変貌を調べる】

●推奨スタイル：ニューロ
　シナリオコネ：“ホワイト・ドール”　　推奨スート：外界（ダイヤ）
　キャスト間コネクション：『レッガー』

“ホワイト・ドール”はここ数年ストリームを騒がす話題のシンガーだ。公然とN◎VA行政府、そして日本を批判した歌を発表し、現在はその舞台をアングラに移して活動している。そんな彼女が、突然引退を発表し……翌日、撤回した。インディーズにはよくあるスキャンダル。世界はそれで納得したように見えた。ただ一人、引退発表直前に彼女と話していた人物――キミを除いては。
【ＰＳ：“ホワイト・ドール”引退騒動の真相を知る】

●推奨スタイル：レッガー
　シナリオコネ：ハーヴェイ王　　推奨スート：生命（ハート）
　キャスト間コネクション：『トーキー』

　数日前、レッドエリアの片隅で発見された身元不明死体。顔はおろかIANUSのデータすら無残に破壊され、性別すら定かではなくなったその遺体には、しかしただひとつ身元を証明するものがあったという。古ぼけた龍爪のアクセサリ……古き慣習に則った華僑の証。ただそれだけの情報で、ハーヴェイは腹心たるキミを派遣する。名もなき同胞を弔うため、キミは調査を開始した。
【ＰＳ：身元不明遺体の正体を探る】

●推奨スタイル：トーキー
　シナリオコネ：九条政次　　推奨スート：外界（ダイヤ）
　キャスト間コネクション：『カタナ』

　アングラのニューロックシンガー、“ホワイト・ドール”引退騒動。一瞬だけメディアを騒がせたそれは、しかし翌日に発表された引退取消により、すでに解決した事件に思えた。だが、と九条はいう。行政府やハウンドに叩かれても諦めなかった彼女が、翌日取り消すような覚悟で引退を発表するだろうか。おそらく、この件にはまだ裏がある。そうと決まれば、やることはひとつだった。
【ＰＳ：特ダネをものにする】

●キャスト間コネクション
　『カタナ』→『フェイト』→『ニューロ』→『レッガー』→『トーキー』→『カタナ』の順に取得する。
　なお、プレイヤーが４人以下の場合ハンドアウトが下のものから削ることとする。

●キャスト作成レギュレーション
　各自が参加者全員が楽しみを共有できる時間を尊重し、セッションの成功に寄与する限りはデータ制限・達成値上限などは特に設けないものとする。
　ただし、使用したデータについては各プレイヤーが責任を持ってサプリメント等を持参し、提示できるようにしておくこと。ルーラーは全データを揃えていない場合があり、サプリメント等が提示できない場合該当データの使用を却下する可能性がある。
　ゲストの達成値についてはキャストの最大達成値により調整する可能性がある。
　また、特技の組み合わせ等において確認を要すると考える場合、それぞれルーラーに確認を取ることが望ましい。

世界を変える「はず」だった男が凶弾に倒れた

立ち塞がる伏魔殿を前にして、
志半ばで、男の肉体は闇に飲まれて消えていく

されど男は死なない

その胸に抱いた理想の火種は、
新たな聖者に燃え移り、闇を照らす灯になる
騎士と悪魔を傍らに、隠者に導かれて
聖者は、最も昏く深い迷宮に足を踏み入れる


トーキョーN◎VA The Detonation

『聖者の行進』


今、君達はその手で運命の扉を啓く



ＰＣ：１　カリスマ
コネ：逢坂晴馬 推奨：【理性】
君が手伝いをする逢坂晴馬は、「弱者にも明るい未来」を理念に活動を続ける政治家だ。
活動の末、市民投票で信を得る事ができれば、「新星市中小企業連合代表」として
N◎VAセニットに参加できる所まで漕ぎ着けた……だが彼は銃弾に倒れ死んだ。
君が後を継ぎ、立候補して信を得る事でしか、彼の理想は達成できないだろう。
PS：N◎VA市民投票で信を得る

ＰＣ：２　クロマク
コネ：逢坂晴馬 推奨：【感情】
君の《腹心》である政治家・逢坂晴馬が死んだ。
中小企業連合代表として、セニット議員となれるか、正念場での死亡。
事実上の河渡会系のセニット議員の誕生ともなれば、カーライルや三合会と、
ソレに協力する企業が黙っていないだろう事は当然だった。
だが君は、面子に賭けて次の候補を立てねばならない。
それは『カリスマ』しかいないだろう。
PS：セニット議員候補に『カリスマ』を擁立する

ＰＣ：３　カブト
コネ：セシリー・ハーグリーブス 推奨：【理性】
舞い込んだ「セニット議員候補の護衛」。
その護衛契約を交わしに行く途中、依頼者である逢坂晴馬が殺された。
釈然としない所に現れたのは、セシリーと名乗るカブトワリの女だった。
「まずは謝罪を。あの人を撃つ筈だったのは私ですわ」
あくまで依頼は議員候補の護衛。
次の候補が立つなら、セシリーを始めとする外敵から守り抜くのが君の仕事だ。
PS：新たなセニット議員候補を守り抜く

ＰＣ：４　レッガー
コネ：“オルトロス” 推奨：【生命】
新たなセニット議員の信任選挙で、トーキョーＮ◎ＶＡは揺れていた。
河渡会系とも言える中小企業連合の議員が誕生すれば、
ストリートで暴れまわる余所者共にＮ◎ＶＡが誰の所有物かを知らしめる事ができるだろう。
だが、連中がソレを見過ごすとは思えない。この件で指揮を執る藤咲竜二は君に告げる。
カーライルの狙撃手“オルトロス”が動いていると。外様の思い通りにはさせない。
PS：セニットに中小企業連合議員を捻じ込む

　本シナリオは、ペルソナ・ハンドアウト、キー・ハンドアウトの２種類のハンドアウトを用いる。
　プレイヤーは、枠決定後両方のハンドアウトを見てキャラクターを作成する事。

●必要防御神業
　本シナリオでは、キャストが神業などで死亡する事を防ぐために、最低で１枚の《難攻不落》《黄泉還り》等の神業が必要となる。
また、《難攻不落》と《不可触》には使用想定の場面が存在し、《腹心》はOPで死亡するゲストを指定している（従って、ライフパス：右腕の力は所得できない）

●レギュレーション
・ゲストは単独で25程度の[達成値]を使用する。ただし、他キャラクターによる援護行動や〈狙撃体勢〉、ブランチ：キラー等プロットを複数枚使う行動はこの限りではない。
・キャストを新規作成する場合、50点までの経験点を使用して作成して良い。この経験点は、このアクト中のみしか使用できない事に注意する事。

　本シナリオは、クライマックスに通常とは若干異なるカット進行を行う事を想定している（別紙に示す）。
【別ウィンドウ】
【ＰＤＦ版】
　詳細はセッション中に説明するが、N◎VA中を移動し、精神戦や社会戦データに基づいての選挙活動で、支持率を上げると言う物だ。敵の妨害も様々だろう。

●必要能力
キャスト達の能力としてシナリオで想定しているのは以下の通りである。より詳しくは、別紙に記載した特殊ルールを読む事。
カリスマ：精神戦攻撃ができる事
クロマク：社会戦攻撃ができる事
カブト：物理防御（対射撃攻撃）ができる事
レッガー：他、サポートやサブアタッカー、ディフェンダー等

●補足事項
　記述の通り、特殊なルールが多いセッションである。
　特にカリスマ、クロマク等の枠のキャラクターは新造が望ましくなるだろう。だが、もしも既存のキャラクターを使いたいと考える場合、今回のセッションのみリビルドしてデータを変更し、セッション後に再リビルドという形を取ると良いだろう。ただし、必ずその卓のRLの許可を取る事。

――――――――――――――――――――――

ヴラド・コロニー
実在するそのゴエルロには一つの都市伝説が存在した。
「吸血鬼が妖怪軍団従えて、国を作って支配をしている」と

メディアから見りゃ三流で、電脳世界じゃ化石のジョーク。
世間じゃ真っ黒な嘘っぱち、手垢のついたオカルト話。

そんな三流オカルトに、マジでぶつかる奴らがいた
N◎VAから離れゴエルロへ、命をかけた突撃取材
馬鹿げたDAKの番組は、大きくなって渦になり
やがて世界を巻き込んで、朝のこないゴエルロに
大きな希望の火を灯す

トーキョーＮ◎ＶＡ　The Detonation
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」

誰かが体を張らなけりゃ、運命の扉は開かない。

――――――――――――――――――――――

�@トーキー：フリーランス・N◎VAスポのトーキー
�Aカブキ：フリーランス・どこかの組織に所属していてもよい
�Bバサラ：聖母殿のエージェント
�Cアヤカシ：サロン・ドルファンの食客、用心棒等

　各キャストには以下の設定がつくことになる。
　　『トーキー』：面白い絵を撮りたいトーキー。九条と同調する。
　　『カブキ』：売れないカブキ。いわゆる現代の芸能人的なキャラを想定。
　　『バサラ』：聖母殿のエージェント、取材の現地案内として同行する。
　　『アヤカシ』：サロンドルファンの一員。オカルトに詳しい「人間」として取材班にもぐりこむ。

キャスト１：『トーキー』
コネ：九条政次　推奨スート：感情（友人など）
キャスト間コネ：『カブキ』
　君はN◎VAで働くトーキーだ。今のN◎VAの仕事は君にとって退屈だった。ストリートの抗争、企業買収、汚職事件。どれもこれもありがちで、視聴者からは食傷を感じられた。
　そんな時、友人の九条から仕事の打診があった。「大陸横断！吸血鬼は実在するのか？ロシア連邦ゴエルロ突撃取材！」胡散臭いタイトルの企画だが、君は妙にその内容に惹かれた。
PS：吸血鬼を取材する

キャスト２：『カブキ』
コネ：『トーキー』　推奨スート：感情（友人、腐れ縁）
キャスト間コネ：『バサラ』
　売れないカブキ。それが今の君だ。泣かず飛ばずの現状を打破できず一人悶々と過ごす日々。……このままじゃまずい。カブキをやっているからには1度くらいとびっきりの「伝説」を打ち立てたい。
　そんな中、ニヤニヤ笑いのN◎VAスポ編集長と『トーキー』が君の元に現れた。嫌な予感と少しのチャンス。君はその二つを感じ取った。
ＰＳ：突撃リポートを完遂する

キャスト３：『バサラ』
コネ：ソフィア・クリスティー　推奨スート：理性（聖母殿の上司）
キャスト間コネ：『アヤカシ』
　君は聖母殿のエージェントだ。上司にあたるソフィアクリスティーが重要な任務があるという。
　N◎VAへの切符と現地案内のナビゲーターの肩書きを持ってヴラド・コロニーにへの出向指令。
　あの魔窟に対し、起死回生の強力な１手が存在すると、彼女は言った。
ＰＳ：ブラドコロニーを攻略する

キャスト４：『アヤカシ』
コネ：アルドラ・ドルファン　推奨スート：外界（上司）など
キャスト間コネ：『トーキー』
　アルドラに呼び出された君はブラド・コロニーへの突入を命じられた。
　彼女曰く以前狩り場を荒らされた意趣返しだという。
　しかし魔王組織も手を焼き、聖母殿すら退けているかの地にどうやって埒をあけろというのか。
　疑問に思う君にIDが渡される。それは君の人としての身分証だった。
ＰＳ：ブラド・コロニーに報復をする。

　ゲストの即死系神業だけでキャストが死亡することを防ぐため、キャスト全員で2個以上の防御系神業が必要である。
　この数はシナリオの展開によって増えることがある。
　また、《暴露》にはシナリオ上で想定された使途が存在する。

達成値：ゲストが個人で最大20台後半程度を出す職場。上限は特に設けませんがキャストデータによってＲＬ調節はありえます。
経験点下駄：50点
持ち込み：OK

コンセプトは電波少年とか水曜どうでしょうとかのアレです。
コメディ色が若干濃いめで、ドタバタな話になると思います。

プレイヤー：４〜５人
プレイ時間：３〜４時間
必要防御系神業：２＋０枚
使用社会：ストリート、軍事、北米連合、ゴーストEYEランド

※注意事項
　プレアクトに、〈社会：ゴーストEYEランド〉１レベルとガイド（〈社会：ゴーストEYEランド〉10）とを支給すること。

――――――――――――――――――――――
海賊国家ゴーストEYEランド
破棄された旧プラントや脱走した軍艦で構成された
海に浮かぶメガプレックス
災厄のどさくさに紛れて成立した、海賊たちのパラダイス

ある者は高飛びをするためにこの街に赴き、
ある者は一攫千金を狙ってこの街に赴く。
平等に門戸が開かれ、誰もが自由と混沌を享受する。

だけどそれがMIDの陰謀によって脅かされる。
核という名の『秘宝』によって。
逃げる少女に追いすがるウォーカー。
少女は、貴方の救いを求めていた。

トーキョーN◎VA　The Detonation
「ゴーストEYEランドの秘宝」

これが新しい世界秩序（ワールドオーダー）。
――――――――――――――――――――――

　シナリオハンドアウトを、PLに配布すること。

●推奨スタイル
　�@カゼ：フリーの運び屋
　�Aイヌ：ケルビムの捜査官
　�Bフェイト：フリーの探偵
　�Cレッガー：所属組織は問わない

●必要な防御系神業
　ゲストの即死系神業だけでキャストが死亡するのを防ぐため、キャスト全員で２個以上の防御系神業が必要である。
なお、《守護神》《霧散》では防げえない場合が存在する。

　各キャストには以下の設定がつくことになる。

　『カゼ』：フリーの運び屋
　『イヌ』：ケルビムの捜査官
　『フェイト』：フリーの探偵
　『レッガー』：所属組織は問わない

キャスト１：『カゼ』
設定：フリーの運び屋
条件：《脱出》など、脱出系神業が必須
コネ：ゴールドスミス教授　推奨スート：感情（友人）
キャストコネ：『イヌ』
ＰＳ：少女を助ける
　ゴールドスミス教授は友人だ。新星帝都大学に席を置き近代考古学を嗜むが、つまるところニューロエイジ以前のお宝を掘り当てるトレジャーハンターのお上品な肩書きだ。そんな彼からゴーストEYEランドにて落ち合いたいという連絡。その待ち合わせ場所で、貴方はウォーカーに追われる少女を助けた。

キャスト２：『イヌ』
設定：ケルビムの捜査官
条件：《制裁》など、社会戦防御系神業が必須
コネ：キャプテン・ブリテン　推奨スート：外界（好敵手）
キャストコネ：『フェイト』
ＰＳ：MIDの陰謀を暴く
　キャプテン・ブリテン。没落したイギリス貴族を名乗る海賊。本来逮捕すべき人物である彼から情報提供があった。ゴーストEYEランドにMIDが侵入、大規模な陰謀が進行中。ついては排除に協力してほしい。国家組織といえども犯罪は犯罪。協力することにした。

キャスト３：『フェイト』
設定：フリーの探偵
条件：《真実》など、情報系神業が必須
コネ：ゴールドスミス教授　推奨スート：外界（依頼人）
キャストコネ：『レッガー』
ＰＳ：ゴーストEYEの捜索
　ゴールドスミス教授からの依頼は、極めてシンプルなものだった。ゴーストEYEの捜索。かのゴーストEYEランド建国の英雄にして、最高支配者。しかして現在、公式に姿を表さず、その所在も不明。死亡説すら噂される彼女の捜索は、困難を極めるに違いない。

キャスト４：『レッガー』
設定：所属組織は問わない
条件：《不可触》など、情報隠蔽系神業が必須
コネ：レディ・メイプル　推奨スート：外界（海賊仲間）
キャストコネ：『カゼ』
ＰＳ：ゴーストEYEランドの秘宝を見つける
　欲しいものは奪ってきた。それがレッガーというスタイルだ。今回貴方が眼をつけたのは、「ゴーストEYEランドの秘宝」と呼ばれる都市伝説。眉唾ものだが、ストリートのきな臭い空気から直感した。これは実在する。だから、ゴーストEYEランドに出向くことにした。

「ニブルヘイム」
それは巨大すぎる企業の深すぎる闇の象徴。

ストリートの”情報通”曰く
「永遠に表に出せない実験体たちの牢獄」
利益の追求の果てに生まれた、この世の地獄。
生者は入れず、”死者”は出られない。

ニブルヘイムの闇に挑む。それはメガコーポに挑むということ。
熟練のフリーランスでさえ決して受けないミッション。通称……
トーキョーＮ◎ＶＡ The Detonation　シナリオ『Suicide　Run』
そこにあるのは運命の扉か冥界の門か。

『ニューロ』：チーム”ゾンビーズ”のハッカー。
『フェイト』：ＮＩＫあるいはフリーランスの探偵。
『トーキー』：マリオネットと契約しているトーキー。（他社でもかまわない）
『カゲ』：フリーランスの殺し屋。

ＰＣ１：ニューロ
コネ：”ナハツェーラー”　 推奨スート：クラブ（仲間）
貴方は違法な企業侵入を糧に生きるチーム”ゾンビーズ”の、腕利きのハッカーだった。
チームが作戦に失敗し、二人を残して壊滅するまでは。
仲間に助けられ、貴方はナハツェーラーを置いてただ一人、逃げ延びた。
貴方は彼女を助けるため、さらわれた先、ニブルヘイムに挑むべく、準備を始めた。
【PS：ニブルヘイムに挑み、”ナハツェーラー”を助けだす】

ＰＣ２：フェイト
コネ：秋崎　新　 推奨スート：クラブ（友人）
ストリートの探偵である貴方には、クグツの友人がいる。
名を秋崎新。だが彼は、最近、事故死した。
葬儀に出席した貴方は、励まそうと話しかけた秋崎の家族に相談を持ちかけられた、
「夫の死には不審な点がある、調べてほしい」と。貴方は街へ出かけることにした。
【PS：秋崎の死の真相を知る】

ＰＣ３：トーキー
コネ：エフェメール・バシェ　 推奨スート：クラブ(友人）あるいは外界（同僚）
エフェメールという同僚のトーキーがいる。彼女はいつも自局の企業取材の姿勢のぬるさに愚痴をこぼしていた。
そして、彼女はある事件の取材中に失踪した。貴方は彼女でも成し遂げ得なかった危険な、企業の暗部の取材を開始した。
【PS：エフェメールの調べていた内容を報道する】

ＰＣ４：カゲ（殺し屋）
コネ：”モーズグズ”インヴェルノ・バーニ 推奨スート：ダイヤ（標的）
腕利きの殺し屋である貴方はヤロールの伝説の代行のようなことをしている。
なんてことはない、古いルールで依頼される、受け手の無い難しい依頼をこなしているだけだ。
だが、ついに踏んではならない地雷が現れた。
「メガコーポ重役の殺人依頼」だが、貴方はクレッドとデータチップを手に取った。
【PS：インヴェルノ・バーニを殺す】

※スタイルはカタナ、カブトワリでもかまわない。

・ゾンビーズ
レッドエリア、ヒルコ街などの異端な能力者や、つまはじきたちで構成された犯罪者集団。いわゆる通常の強盗などではなく、きわめて危険な企業相手のビズをしていたことで知られている。＜ニューロ＞は協力者であっても、昔からのメンバーであってもよい。リーダーは両腕に軍用義手をつけた”ナハツェーラー”という少女。

　5〜6時間。

　・キャストの達成値上限は、自力で25としています。（単発アイテムなどを使っても２５上限）
　・キャストのデータには特に制限は設けませんが、達成値や経験点があまりに他キャストとかけ離れている場合には、調整をお願いする場合がございます。
　・初期作成・経験点が足りないという場合には、今回のアクトでのみ使用可能な経験点50点を支給いたします。

・本シナリオでは『電脳神』『真実』『不可知（死の舞踏、とどめの一撃）』の使用想定が存在する。
・ゲストの即死系神業だけでキャストが死亡するのを防ぐのに最低１個以上の防御系神業が必要である。
なお、必要防御神業はシナリオ進行によって上下する。

カゲ導入はＯＥの１１１ｐの扉小説がカッコよすぎてやってみたくなっただけなので。
普通にクロマクに依頼される導入でもＯＫです。ＰＬの希望に合わせます。

深夜二時。

光に引き寄せられる蛾の如く、ストリートに集まる人影達。

極彩色のネオンから遠ざけられた聖域で静かに熱が高まり始める。

それはＮ◎ＶＡの街をバーストブレードで駆け抜ける危険なレース。

ルールはシンプル。だれよりも早くゴールに到達すること。

今宵もちっぽけなプライドをBETして、少年たちが夜の街を疾走る。

トーキョーＮ◎ＶＡ　TheDetonatioｎ 「BURST RIDE！」

その光を掴みたいなら、運命の扉をぶち破れ！

キャストには以下の設定が付く。セッション開始前にプレイヤーとよく相談すること。
なお、今回のアクトはネバーランドに関わるため、基本的に年齢は18歳以下が望ましい。
　
　�@カゼ枠：BURST　RIDEというレースに参加しているカゼ。18歳以下であること
　�Aニューロ枠：“カゼ”と同じチームに所属をしており、永遠という友人がいる。18歳以下であること。
　�Bミストレス枠：“カゼ”と“ニューロ”が所属するチームのリーダー。18歳以下であること。
　�Cトーキー枠：ルナの友人。フレンドパス所持者（OTE）かネバーランド出身であること。

※BURST RIDEとは
　現在Ｎ◎ＶＡのアンダーグラウンドで噂になっている、バーストブレイドを使ってのレース。
　主催はネバーランド。スタートとゴールは当日に発表される。基本的にはチーム戦であり、最小単位は二人から。
　妨害、乱闘、なんでもアリアリで相手よりも一人でも先にゴールしたチームが勝利となるワンオアゼロ方式が採用されている。
　出走には年齢制限があり、参加資格は14歳から18歳まで。

※呼称について
　・ライダー：実際にバーストブレードを履いてゴールを目指す存在（カゼ）
　・ナビゲーター：ライダーと共にレースには登場するが、電脳意識体でレースのナビゲートを行う存在（ニューロ）
　・サポーター：ライダーの一種だが、ゴールを目指さずチームを勝たせるためにレースに参加する存在（ミストレス）

◆ハンドアウト
▼推奨スタイル：カゼ
コネ：“スピードマスター”蛇神刹那（ヘビガミ　セツナ）　推奨スート：理性
　君はBURSTRIDEに参加するライダーだ。誰よりも速い速度領域にのみ生きることを許される存在、すなわち“スピードマスター”になること。それが君の理想であり、目標だ。しかし、そこに至るためにはあの絶対王者、蛇神刹那に勝たなければならない。引退も噂をされる彼と勝負をするチャンスは次が最後かもしれない。君は仲間と共に一世一代の勝負に挑むことにした。
PS：最速の称号”スピードマスター”を手に入れる。

▼推奨スタイル：ニューロ
コネ：永遠（とわ）推奨スート：理性または感情
　君には永遠という名の友人がいる。あまり身体が強い方では無いため、外で会うことは少ないが、彼女のニューロとしての腕は確かであり、君もよく助けられている。チームメンバーとしてかかせない彼女だが、どうも最近様子が変だ。訳を聞いてみると、どうやら兄の刹那の事で悩みがあるらしい。メンバーの悩みはチーム全体の問題だ。君は彼女の悩みの解決に乗り出した。
PS：彼女の悩みを解決する。

▼推奨スタイル：ミストレス
コネ：ネビュラ　推奨スート：感情（疑惑など）
君はリーダーとしてカゼ、ニューロと共にBURST RIDEに参加をしている。様々なライダー達と切磋琢磨し、速さを追い求め、常勝チーム、“ウロボロス”に勝つまでのビジョンは君の中で一歩ずつ確実に前進していた。しかし、この所のBURSTRIDEは、参加者は増えたが以前となんだか雰囲気が変わった気がする。確かに主催のネビュラの手腕は認めるが妙に何か引っかかる。この違和感の原因は改めて調べる必要があるかもしれない。
PS：違和感の原因を取り除く。

▼推奨スタイル：トーキー
コネ：ルナ　推奨スート：理性
　「BURST RIDEの記事を書いて欲しいの」突然君を呼び出してルナは開口一番そんな事を口にした。今までアンダーグランドで盛り上がっていたBURSTRIDEを一般に報道をして欲しいというのだ。彼女の真意は今の時点では掴めないが、彼女なりの考えがあっての事であろう。なんにせよ、面白い題材ということに変わりは無い。君は二つ返事でこの相談を受けることにした。
PS：ルナの真意をつかむ。

◆キャスト間コネクション
　『カゼ』→『ニューロ』→『ミストレス』→『トーキー』→『カゼ』の順で取得すること。
例） 　『カゼ』のキャストは『ニューロ』の名前を書き、『ニューロ』からどう思われているのかという視点でコネを取得する。そして『カゼ』の事をどう思っているのかという視点からコネを投げること。

・最大達成値に関しては特に規定をしないが、ゲストは概ね単独で達成値が25前後を想定している。
　これには速度を求めるチェイスは考慮されていない。加えて使い捨てリソース系、回数制限のあるブランチについても同様である。
　なお、一部キャストの達成値が大きく逸脱している場合に関しては、そのキャストに合わせて敵ゲストの達成値を調整することがある。
・技能一つにつき、取得できるレベルは5Lv、ブランチは3Lvまでとする。
・このアクトで使う主な社会技能は〈社会：Ｎ◎ＶＡ、ストリート、企業〉である。ただし、ミストレスに関しては複数の〈社会：〉判定が出来る方が望ましい。

◆アクトの特記事項
・キャストを初期作成する場合に限り、50点の下駄履きを許可する。なお、この経験点はこのアクトのみ有効とする。作成時に全て使い切る必要は無いが、アクト中に使用できる経験点は20点までとする。
・このアクトは特殊なカット進行が存在する。そのために、通常のカット進行に特化したキャストは活躍の場が制限される可能性があることに注意すること。
・レースが主体のアクトとなるため、各キャストは以下の技能を持つことを推奨する
　カゼ……〈操縦〉
　ニューロ……〈電脳〉
　ミストレス……各種社会技能
　トーキー……〈芸術：アレンジ〉
・《脱出》《電脳神》には使用想定が存在する。加えて、情報開示系神業が一枚アクトを円滑に進めるためには必要となる。
なお、これ以外にキャストが敵ゲストによる神業だけで死亡するのを防ぐために防御系神業は1枚必要とする。
・アクト中でレースを行う場合、カゼはバーストブレイドの着用、ニューロは電脳意識体での登場を義務付けられる。
　基本的にチェイスルールとなるが、これも一部オリジナルルールを使用するため、柔軟に対応出来る様にキャストは調整出来る方が望ましい。
　
　◆特殊ルール【トリック】について
　BURST RIDEとは魅せるスポーツである。そのため、ライダー達は走りながらトリックを決めたりすることで、観客を沸かせる必要がある。
　これの表現方法としては、判定が確定したカードを使用し、ポーカーの役を作ることとする。（この判定に使用するカードを以降トリック札とする）
　その役に応じたボーナスを最終的な達成値に足しあわし算出することが可能となる。
　以下に順を追って特殊判定について説明を行う。

※特殊判定１：サポーターの統率（判定はリーダーのキャストのみ）
　RLから指定された〈社会：〉判定に成功することで、自チームのサポーターを先導し、レースを有利に進められる。
　判定に成功すると、成功度の10の位分のカードをトリック札として場に提示することが出来る。
　なお、この判定は社会判定のため、報酬点を使用できるとする。ただし、トリック札として提示できる最大枚数は3枚とする。

※特殊判定２：ナビゲート（判定はナビゲーターのキャストのみ）
　〈電脳〉判定に成功をすることで、ライダーが走る際のナビゲートを行う。
　この時の目標値はRLが山札を引き、その山札の数字＋10を目標値とする。（変動する場合も有り）
　成功すれば、その後のライダーのライド判定にカードの数字分を足すことが出来る。
　なお、この判定で使用したカードはトリック札として場に提示出来る。

※特殊判定３：ライド（判定はライダーのみ）
　〈操縦〉判定を行うことで、レースのメインとなるライド判定を行う。
　この判定にはチェイスと同様に速度を加えることが出来る。
　なお、キャストARが3以上の場合、１増える毎に速度に+5して達成値を算出すること。
　この判定で使用したカードはトリック札として場に提示出来る。

※特殊判定４：オーディエンスの誘導
　〈芸術：アレンジ>の判定により、オーディエンスを誘導し、ライダー達の士気を上げることが出来る。
　　この判定に成功することで、その達成値の１０の位の枚数の手札を場に提示されているトリック札と交換することが出来る。


●アクトでの注意点とお願い。
・カゼのキャストに関して、バーストブレードは起動をしないと速度を足す事が出来ない事に注意してください。
・ゲストは“○○マスター”というゲストが多数存在します。万が一ハンドルかぶりが起こった場合には事前にアナウンスさせて頂きます。
・戦闘でヒャッハーしたい人には全くオススメ出来ません。あしからず。
・エアギアとか知ってると楽しめます（元ネタは違いますが方向性は似てるので）

――――――――――――――――――――
旧ミッドウェイ諸島サンド島軍用空港跡地
遙か遠き島で古の機体と共に眠る少女『桜』
目覚めた彼女は、祖国日本への帰還を願う
それは単機敵中翔破4000�qの始まりだった

桜が抱える秘密を狙い、迫り来る北米軍
幾重にも張り巡らされた絶体絶命の策謀
その中で君達は少女が秘めた真の願いを知る

トーキョーＮ◎ＶＡ The Detonation
『 願いは蒼空の果てに　』

かくて運命の扉は開かれた
――――――――――――――――――――

キャストには以下の設定と役割がつく。

カゼ：フリーランス。パイロット担当。
タタラ：フリーランス。メカニック担当。
ニューロ：フリーランス。索敵・航法担当。
カブトワリ：フリーランス。ガンナー担当。


●カゼ
コネ：桜　推奨スート：感情
キミはフリーランスの『カゼ』だ。ヴィーグルならどんなモノでも操縦する腕を持つ。キミの腕を見込んだＮ◎ＶＡ軍の稲葉壱静少佐が極秘任務を依頼してきた。任務は北米領のある島に眠る飛行艇の回収。依頼を受けたキミを運んだ輸送機は現地上空で北米機に撃墜されるが、機を脱出したキミは目的の飛行艇を発見する。そこでキミは眠りから覚めた制御ＡＩ『桜』と出会う。彼女はキミに日本への帰還に協力して欲しいと願った。
ＰＳ：桜の願いを叶える。
必須技能：〈操縦〉

●タタラ
コネ：稲葉静壱　推奨スート：外界
キミはフリーランスの『タタラ』だ。ヴィーグルならどんなモノでも修理できる腕を持つ。キミの腕を見込んだＮ◎ＶＡ軍の稲葉壱静少佐が極秘任務を依頼してきた。任務は北米領のとある島に眠る災厄前の飛行艇の回収。依頼を受けたキミを運んだ輸送機は現地上空で北米機に撃墜されるが、機を脱出したキミは、島の空港跡地で目的物である飛行艇を発見した。その機体、ＵＳ−２改の状態の良さに、キミのタタラ魂に火が点いた。
ＰＳ：任務を完遂する
必須技能：〈製作：ヴィーグル〉

●ニューロ
コネ：マイケル・グローリー　推奨スート：外界
キミはフリーランスの『ニューロ』だ。古今東西のプログラミング言語を操る凄腕である。キミの顧客のマイケル・グローリーを介してアクセスしてきたＮ◎ＶＡ軍少佐、稲葉壱静は極秘任務を依頼してきた。任務は北米領の島で眠る飛行艇の回収。依頼を受けたキミ運んだ輸送機は現地上空で撃墜されるが、キミは脱出して目的の飛行艇を発見する。災厄前の言語で構成された機のシステムを見て、キミは自分の出番だと直感した。
ＰＳ：任務を完遂する
必須技能：〈電脳〉

●カブトワリ
コネ：リチャード・ガブスレイ　推奨スート：理性
キミはフリーランスの『カブトワリ』だ。キミの腕を見込んだＮ◎ＶＡ軍の稲葉壱静少佐が極秘任務を依頼してきた。任務はある飛行艇の回収。キミの役目は回収チームの露払いだった。依頼を受けた君達チームを運ぶ輸送機は、現地上空で北米軍のエース、リチャード・ガブスレイ中尉機に撃墜されてしまう。機から脱出したキミは、遠ざかる機影を見て避けて通れぬ敵と認識する。キミは射撃の腕でチームを守る決意を固めた。
ＰＳ：任務を完遂する
推奨技能：〈射撃〉

●達成値環境
・青天井。単体で達成値３０程度出す敵もいます。

●経験点環境
・制限なし。新規に限り下駄７０点を認めます。持ち込みの場合は、今アクトに限ったリビルドはOKです。

●防御系神業
・推奨スタイルの他に防御系３枚未満だと敵の神業だけでゲーム終了になる場合があります。
・選んだルートによっては、上記の数を超える防御系神業が必要になることもあります。

●使用可能サプリメント
現行公式サプリ。ＧＦ誌は原則除くですが、キャラ表現にどうしても必須というのなら相談に応じます。
なお、ゲストはアウターエッジ環境で製作しています。

●補足
飛行中が主となりますので射程が短い武器、白兵戦を主体とするキャストは飛行可能になる特技やアウトフィットを装備しておくと良いでしょう。でないとダメージを受けるなどのペナルティが発生します。

　機装化を拒む“ウェット”と言う生き方は、
　電脳世紀から置いて行かれたようにも見えた

　彼女に必要なのは、見たくもない現実を映す真実の瞳ではなく、
　万能の視力を持つサイバーアイだった

　しかし彼女には、現代人にはない才能があった

　そうして生まれた大都市の斥候部隊
　彼らは電脳の監視を潜り抜け、文明を無効化する

　──いつしか彼らは“野性児”と呼ばれるようになった

　トーキョーN◎VA the Detonation『Wild Boys』

　IANUSに繋がれない生き方が、電脳世紀を駆け抜ける

●PC1.フェイト：探偵
　コネ：“シャープアイ”クラウディア　　推奨スート：理性
　【PS：クラウディアを立ち直らせる】

　ストリートキッズのクラウディアはサイバー不適合症の少女だ。腕っ節は強いものの、電脳に認識されないため警察や軍の応募資格を満たせず、自分の価値を見失った頃に危うく道を踏み外しそうになり、君の下で探偵を目指す様になっていた。しかし最近、探偵の仕事に嫌気が刺したらしく、仕事も放り出して胡散臭い連中と付き合い始めたと言う。

●PC2.イヌ：ブラックハウンド機動捜査課
　コネ：“暴走警官”レイ 　　推奨スート：理性
　【PS：レイを連れ戻す】

　騒動と聞けば暴走突撃、悪人を見れば一刀両断。君の同僚のレイは、絵にかいたような鉄火娘だ。ナントカは風邪をひかないと言うが、一度の病欠もない健康優良児。そんな彼女が無断欠勤をしているという。連絡しても繋がらず、電脳を駆使して捜索しようにもウェットのレイは捕まえれず──そんな相談された日が、君の休暇だったのは何かの偶然だろうか。

●PC3.クグツ：千早重工後方処理課第3班
　コネ：ファブリシオ・沢渡　　推奨スート：外界
　【PS：千早の機密漏洩を防ぐ】

　第4世代IANUSの開発競争が激化する中、その方針に背を向けた千早の研究者が沢渡だ。「電脳世紀だからこそウェットは優れた兵士になる」と言う主張は認められた反面、機装化による代用の効かない兵士と莫大なコストと、機装化に代わる人体改造に関わる倫理観がネックとなり、採用されることはなく──そして沢渡は、機密を持ったまま千早からの足抜けを敢行した。

●PC4.トーキー：ジャーナリスト
　コネ：九条政次　　推奨スート：外界
　【PS：“野性児”を調査する】
　
　最近ストリートを騒がせている一団“野性児”。荒事を生業にする傭兵団で、全員がウェットの兵士であり、軍用のイーターも電脳越しの捕捉もものともしない、純粋な物理戦のスペシャリスト達だと言う。しかし機装化によるコスト削減が効かない彼らには、ヒルコ街での変異器官狩りなどの噂も付き纏う──つまり、取材するにふさわしいネタだということだ。

　今回は隙間産業で、「基本ルールブックだけでも出来るシナリオ」を狙いました。ですので基本的には初心者卓として立てようかと考えています。
　具体的には初期作成及びメイクアップで十分戦える敵データと、そこまで複雑じゃない世界観パートを中心に使います。達成値上限や経験点の上限、使用ルールブックに制限は入れませんが、経験点をガリガリと使いたい人は他の人の見せ場を奪わないように、一方でトーキョーN◎VA慣れしてない人や普段の環境以外だと戦闘弱者になるのが怖い人、戦闘データよりもキャラ性を重視したい人はは恐れずに飛び込んできていただければ幸いです。

　その上で、プレイヤー全員修羅が集まり、「ぬるい！」「物足りない！」ということで同意が取れるのであれば、戦闘民族っぽい戦闘をやります。アウターエッジとか使えば相当強くなる敵データなので。

●トーキョーN◎VAと言えばサイバーウェア！　ですが、近未来の世界で敢えてウェット（機械を入れない生き方）を選ぶ人も多いはず。　ということで、今回はウェットであることがこの世界でどう扱われるかがテーマです。初心者の方にもわかりやすい内容・データとなっておりますので、これを機に是非ご参加ください。

●こんな人に向いています
・「ウェット」と聞くだけでハァハァする人
・地に足付いたフェイトとかやりたい人
・レイは俺の嫁
・ハンドアウト的にウェットの敵が出てくるのがわかっているのに「こいつらウェットだ！　電脳が通じない！」と負けロールするニューロがやりたい人（敵全員がウェットではないので、一応ニューロでも出番はあります）

プレイヤー：４人
プレイ時間：５〜６時間
必要防御系神業：２？
使用社会：ストリート、企業、メディアなど

――――――――――――――――――――――
『そんなにお金が大好きかい？
　腐らせちまった魂は、いくら積んでも買い戻せやしないのに』
　　　　　　　　　　　　　――“災厄”前のプロテスト・ソング

年に一度の音楽の祭典、アサクサＦＥＳ。
それはアーティスト達の、自由な表現の場。
だが、その守り手が巨悪の前に倒れたとき
信頼という名の依存が、人々を真実から遠ざける。

そして……

トーキョーＮ◎ＶＡ　The Detonation
「六区 is dead.」

再生のきっかけは、一人のマネキンだった。

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●推奨スタイル
�@マネキン：ドールハウス、フリーランスなど
�A荒事屋：フリーランスのカブトやカタナ
�Bカブキ：ＣＭＥ、フリーランスなど
�Cトーキー：マリオネット、Ｎ◎ＶＡスポなど

●必要な防御系神業
　ゲストの即死系神業だけでキャストが死亡することを防ぐため、キャスト全員でＸ（未定、たぶん２）個以上の防御系神業が必要である。また、それ以外の不慮の事故でキャストが死亡する事態を防ぐため、予備の防御系神業を用意しておくことを推奨する。
　また、《プリーズ！》《チャイ》《暴露》にはシナリオ上で想定された使途が存在する。

　各キャストには以下の設定がつくことになる。

『マネキン』：日上ユウヤ（オリジナルゲスト）と深い関係にある。
『荒事屋』：日上ユウヤから腕前を信頼されている。
『カブキ』：アサクサ六区で活動するアーティストである。
『トーキー』：六区を取材する記者である。

キャスト１：『マネキン』
設定：日上ユウヤ（オリジナルゲスト）と深い関係にあるマネキン
コネ：日上　ユウヤ（オリジナルゲスト）３Ｌｖ　推奨スート：感情＆生命＆外界（恋人、家族など）
キャスト間コネ：『荒事屋』
　アサクサＦＥＳ総代表、日上ユウヤ。「裏社会にも顔が利く、タフな交渉人」のパブリックイメージでＦＥＳへの企業の過剰な干渉を牽制してきた彼が、本当はただ音楽が好きで、不器用で、人より少し責任感が強いだけの弱い男であることを、あなただけが知っている。だからこそ、気づくことができた。「大丈夫、ちょっと話をしてくるだけだから」そう言ったまま彼が戻らなかったあの日から、彼とアサクサＦＥＳが危機にあることを。
ＰＳ：日上ユウヤを救出する

キャスト２：『荒事屋』（カブトやカタナなど）
設定：フリーランスの荒事屋
コネ：日上　ユウヤ（オリジナルゲスト）　推奨スート：理性（友人など）
キャスト間コネ：『カブキ』
　日上ユウヤから突然に届いた依頼は、『マネキン』を守ってくれというものだった。依頼のメールに同封されていた夏（シア）行きのチケットは、つまり『マネキン』を連れて逃げろ、ということか。だが、アイツがそう素直に逃げ出すようなタマじゃないことは良く知っている。きっと自分から厄介事に飛び込むに違いない。――コイツは、タフな仕事になりそうだ。
ＰＳ：『マネキン』を守りきる

キャスト３：『カブキ』
設定：アサクサ六区のアーティスト
コネ：“マネー・バグ”Ｇ・Ｇ・ゴールドスミス　推奨スート：外界（商売敵）
キャスト間コネ：『トーキー』
　いよいよ開催日がせまってきたアサクサＦＥＳ。だが、何かボタンの掛け間違いのような違和感がある。しばらく姿を見せていなかった総代表による、バーグラー社のスポンサー宣言と同社アーティストの台頭。気が付けば金に物を言わせたマネジメントが横行し、六区の空気は荒れつつあった。ＦＥＳの開催までに取り戻さなくてはならない。本来のアサクサ六区――純粋なアーティストの表現の場を。
ＰＳ：本来のアサクサ六区を取り戻す

キャスト４：『トーキー』
設定：マリオネットまたはＮ◎ＶＡスポ所属（フリーランスでも可）のトーキー
コネ：三田茂か九条政次　推奨スート：外界（上司）など
キャスト間コネ：『マネキン』
　例年と違い、企業が大口スポンサーについた今年のアサクサＦＥＳの取材があなたの仕事だ。動くカネが多くなった弊害か六区の空気も荒れ気味であるが、住人達は「総代表の事だから、何か考えがあるに違いない」と傍観を決め込んでいる。三田（九条）はちょっとした休暇のつもりでこの仕事を振ってきたようだが（ビール片手にライブハウス巡りでもすれば記事は書けるとか）、どうもそう簡単には行かないようだ。
ＰＳ：今年のアサクサＦＥＳの裏側を探る

●“アサクサＦＥＳ総代表”日上（ひのかみ）ユウヤ　ミストレス◎、フェイト：ボギー●、レッガー
　♂20代後半のイメージ
　昼と夜、二つの世界を駆け回ってアサクサＦＥＳへの企業による過剰な介入を牽制し、アサクサＦＥＳの独立性を守ってきた……というパブリックイメージを作りあげ、言ってみればハッタリを効かせることで企業などの過剰な介入を牽制してきた人物。
　実際は音楽が好きで人より少し責任感が強いだけの何の力も持たない男だが、シナリオ開始時点でその本当の姿を知っているのは『マネキン』だけである。（彼自身の《不可触》によって隠されている）

●“マネー・バグ”Ｇ・Ｇ・ゴールドスミス　エグゼク◎
『OE』P.144参照。
あくどいやり口で稼ぎまくりのバーグラー・レコードのエグゼク。
控えめに言ってすごい悪党。お金らいしゅきー

キャスト１：『マネキン』
　物語の中心となる、いわゆる主人公枠。行方不明になったり不可解な行動をとったりする日上ユウヤの救出が主なモチベーションとなる。キャストの設定によっては日上ユウヤにトンデモナイ性癖がついてしまうことになるが、まあニューロエイジだしなぁ。
キャスト２：『荒事屋』
　主人公のバディ枠。主なモチベーションはＰＳの通りであり、カネで仲間を裏切らない性格であることが必須である。
キャスト３：『カブキ』
　裏面チームの主人公枠。〈芸術〉でそれなりの判定が行えることが望ましい。
キャスト４：『トーキー』
　裏面チームのバディ枠にして、表と裏をつなぐ枠でもある。アクティブに周りのキャストと絡んで行けるキャストが望ましい。

達成値：ＰＬ個人のリソースでは、判定の基準値１４（即ち、Ａを出して達成値２５）を上限とする。
経験点：キャストを新規作成する場合、もしくは消費経験点が１５０点に満たないキャストを持ち込みで使用する場合、合計で１５０点までのドレスアップを認める。このうち５０点までの経験点は取っておいてアクト中に使用しても良い。

シェンシン・ガートン。
彼の殺人、強姦の犠牲者は８０人をくだらないと言われる、
Ｎ◎ＶＡ犯罪史上もっとも下劣極まりない男である。

シェンシン・ガートン。
三合会の末端として終わるはずだったこの男の運命を書き換えたのは
ヘイロン・ケミカルと、それが開発したドラッグだったのだという。

シェンシン・ガートン。
この男を止めたのは４人の人物たちだったとされている。
彼らが正義かどうかは、この際どうでもいいだろう。

シェンシン・ガートン。
この男が悪であった。
それだけは確かなのだから。

トーキョーＮ◎ＶＡ　the Detonation
「ＭａｎＨｕｎｔ」
今宵も狩りが始まる。気をつけろ、自分がどちらの側なのかを。

　各キャストには以下の設定がつくことになる。
　１チャクラ：三合会の凶手。ドーリスとそれなりに親しい。
　２イヌ：ＳＳＳに所属している。ドーリスとそれなりに親しい。
　３殺し屋：「ヤロール」でドーリスの信頼を得ている凄腕。
　４トーキー：マリオネット所属、あるいは三田の信頼を得ている。ドーリスとそれなりに親しい。

ＰＣ１：推奨スタイル　チャクラ
シナリオコネ：翠玉（ツェイユー）　ミストレス◎
推奨スート：外界（友人、同僚）
　三合会が抱える娼館、「エメラルド」が襲撃された。オーナーである翠玉とマネキン一人が攫われた他、客2名、バウンサー6名が死亡するという大きな被害を受けた。ハーヴェイ王は君を呼び出し、さらわれた女性たちの救出と報復を命じた。
ＰＳ：娼館襲撃の犯人に落とし前をつけさせる
解説：翠玉とのコネ関係は恋人などでも良いが、翠玉は作中で陵辱されているためそういった関係はあまりオススメしない。むしろそれが萌えるとかであれば好きにしてよい。

ＰＣ２：推奨スタイル　イヌ
シナリオコネ：水野比　明紗（ミゾノビ　メイシャ）　エキストラ◎
推奨スート：感情（とまどい）
　グリーンエリアで起きた水野比一家猟奇殺人事件。通報を受け現場に出向いた君が目撃したのは見るも無残な被害者たちの姿だった。両親・姉を殺され唯一人の生き残ったのは水野比明紗という少女だった。君はこの事件の担当につくよう辞令を申し渡された。
ＰＳ：犯人に裁きをくだす
解説：ＰＳの「裁きをくだす」の内容はキャスト個々の正義による基準でかわまない。市街でおきた凄惨な事件の解決のために動くことが基本的なモチベーションとなるはずである。なお、ＳＳＳ所属であることがＲＬの好みに合うが、ＢＨ所属であっても構わない。シナリオの雰囲気に合うのはＳＳＳなので、新規でキャストを作成するのであれば所属はＳＳＳであることを強くオススメする。「犯人を必ず生け捕りにする」など、キャストの「裁き」の内容によってはＰＣ１・３とのコンフリクトが生じえる。

ＰＣ３：殺し屋
シナリオコネ：ドーリス　ミストレス◎　（ＭＤＩP55）
推奨スート：外界（仕事）
　ドーリスからの今回の依頼は今、世間を騒がせている猟奇殺人の犯人を殺すことだった。犯人の正体はまだ不明だが、このターゲットを追って『チャクラ』、『イヌ』、『トーキー』が動いているということ、及び彼らのアドレスを教えてもらった。彼らと協力し、あるいは彼らを利用し依頼を達成すべく君は動き出した。
ＰＳ：依頼を達成する
解説：ドーリスから殺しの依頼を受ける枠。なお、『復讐の依頼を受ける殺し屋』、ではなく『自分の大事な人が殺され、その復讐に走る戦闘系』でも問題ない。その場合、「ＰＳ：復讐を果たす」とすること。

ＰＣ４：トーキー
シナリオコネ：三田茂　エグゼグ◎　（ＴＮＤP53などを参照）
推奨スート：理性（信頼されている）
　マリオネットが放送ジャックされ、24分28秒に及ぶスナッフムービーを放映させられた。三田は君にマリオネット社のメディアとしての誇りを守り、メディアとしての責任を果たすためにこの事件を取材するよう命じた。
ＰＳ：スナッフムービーに関する事件を取材する
解説：マリオネット所属であることもしくは三田の信頼を得ている人柄であること。マリオネットの汚名返上のため、あるいは、報道を趣味本位に使われたことに対する怒りで、事件の顛末を追っていくという流れを想定している。キャストの信念によってはＰＣ１・３とのコンフクリトが生じえる。

　本シナリオのクライマックスにおけるボスはシェンシン・ガートンという男である。キャストたちは彼を見つけ出し、始末することが目的となる。
　なお、ゲストの即死系神業による死亡を防ぐために2枚の防御系神業が必要である。『チャクラ』の《黄泉還り》は防御系神業として数えない。『チャクラ』『トーキー』『イヌ』の神業には使用想定がある。
　本シナリオ内にはかなりの暴力的表現・性的（陵辱）表現が含まれる。それらに拒絶反応を起こすＰＬ、それらにまったく不快感を覚えないＰＬ・キャストの参加は望ましくない。

シェンシン・ガートン　タタラ◎
　元三合会のチンピラ。三合会が経営する娼館でマネキンを傷つけたことがきっかけで上役の怒りを買いヘイロンに人体実験用の素体として引き渡された。ヘイロンでの実験の際にドラッグへの異常な適性が発覚し、モルモットから一転エージェントとして取り立てられた。ブランチ：アサシンを所有。なお、この情報はキャストにとってクローズドの情報である。

翠玉（ツェイユー）　ミストレス◎
　三合会の娼館「エメラルド」のオーナー。店がハーヴェイ王が住む（軟禁されている）屋敷のすぐ近くにあるため、ハーヴェイの面倒をよく見てあげている。彼女を含めた、娼館「エメラルド」のマネキンたちは数少ないハーヴェイが心を開いている相手である。

（ノーマル）
　特技レベルは４を上限とし、経験点は１００点を上限とする。
ドレスアップする場合は５０点を使用してよい。
どちらの場合も、シナリオ中に使用しても良い経験点は20点までとする。

（ハッチャケ）
　特技レベルは６を上限とし、持ち込みキャストの経験点に上限はないものとする。
ドレスアップする場合は２００点を使用してよい。
どちらの場合も、シナリオ中に使用しても良い経験点は２０点までとする。

なお、全ＰＬからの要望がない限り、ノーマルのレギュレーションを使用することを想定している。

　本シナリオはアクト内時間に制限がある。これはシェンシンが多くの勢力にその命を狙われているためである。ルール的には、リサーチフェイズは８シーンまでであり、判定ごとに下記に記す「時間ポイント」を消費するものとする。
表舞台における社会判定：２点
上記以外の判定：１点
報酬点を使用した場合：＋１点
初期の時間ポイントは６０点である。時間ポイントはＰＬの共有リソースである。