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時はニューロエイジ。 宇宙にまで人類が進出したこの時代に、 未だなお生身で踏破されていない聖域が残されていた。 「K2東壁――通称“非情の氷壁”。俺達で制覇しよう」 老いた冒険家の一言は、挑戦への招待状。 急峻な地形。 猛威を振るう気候。 ……そして、人の悪意と狂気。 冒険家達は何を見据えて、全てを踏み越えて行くのだろうか。 トーキョーN◎VA The Detonation ―― Savage Icewall ―― かくて運命の扉は開かれた。 |
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トーキョーN◎VA The Detonationのシナリオブックです。 生身では前人未踏の氷壁に『冒険家』のキャストとその仲間達が挑むという、トーキョーN◎VAでは異色の挑戦行ものとなっております。 舞台となるK2は標高8611m、エベレストに次ぐ世界第二位の高さを持つ山です。単独峰であるため風雪の影響が激しく、登頂の難しさはエベレスト以上とも言われています。 なかでも東側に位置する東壁は難所中の難所として、現代では未だ踏破されておりません。あまりにも遭難者が多いため、登山家による著書で「非情の山」という渾名がついてしまいました。 |
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ニューロエイジに至るまで、何者も生身では踏破を為しえなかったK2東壁に、冒険家のキャストとその仲間達が挑むという物語です。 K2という山自体は“災厄”が起きる遥か前に登頂されています。“守宮”のような全身義体を駆使して東壁を登りきった者もいたでしょう。 けれど、生身で東壁を登りきった者はいない。ただそれだけの、「世界初の生身での踏破者」という事実のために命を懸けるキャスト達の物語。それがこのシナリオです。 |
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シナリオのコンセプトは2つ。 ひとつめは、冒険家のロマン。誰にも生身では制覇されていないと聞けば、「自分が最初の制覇者になってやる」と命を懸けてしまう冒険家という生き様を、トーキョーN◎VAの世界で遊べないか?というのが本シナリオのコンセプトのひとつです。 ふたつめは、協力型ボードゲーム的な楽しさの提供です。プレイヤー同士で雑談も交えながらワイワイと相談し、キャスト達全員で力を合わせて一つひとつのギミックを突破する過程に「みんなで山登ってる感」を楽しんで頂けたらなあ、と思います。 |
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「買ってそのまま遊べるコンポーネント一式」が今回のコンセプトです。人数分のプレアクトシート、セッション中にPLに提示するイラストやギミックで使用するシートなど、シナリオ運営に必要な全てを揃えてみました。 中でもstock.foto様より購入したK2の写真は、「これは『冒険家』のキャストが登りたくなっても仕方が無い」ときっと思っていただける美麗さです。権利関係もありここでお見せできないのが残念ですが、ぜひ現物をお手にとって見て頂ければと思います。 |
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コミックマーケット81「2011年12月29日(木) 東地区 "E" ブロック 21a 」にて800円にて頒布予定です。 ―Staff List―
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